【学振】不採用Cからの逆転採用!意識したことは?

さとぱん博士です。今回は日本学術振興会(学振)の特別研究員に採用された時の事を書こうと思います。

2021年の9月、学振から審査結果に関するメールが送られてきました。

学振に申請したことがある方は分かるかもしれませんが、あのメール本当に心臓に悪いですよね(笑)

これまで一度も採用されたことのない(しかもDC1は不採用C)私は、採用されるイメージが全くできなかったので「今年もどうせ不採用なんだろうな~」と思っていました。

ところが、電子申請システムにログインして審査結果を確認してみると…

採用内定を頂けたとの事でした!!

目を疑って、何度も画面を見直しました。

ちなみに、2度目のDC2申請、つまり博士課程在学中に学振を貰うことができるラストチャンスで採用内定を頂くことができました。

不採用CだったDC1に始まり、DC2(1回目)の不採用Bを経由して、DC2(2回目)で採用内定を頂くことができました!

不採用Cから始まった私の学振申請ですが、主に以下の5点を意識したら採用内定に辿り着くことができました(^^)

  • 申請する審査区分を吟味する
  • 研究業績を積む
  • 太字・下線の使い方に気をつける
  • フォントをに気をつける
  • 鮮明な図を入れる

以下、各申請時点での私の業績や上記の意識した事の詳細を説明していきます。

その前に学振の簡単な説明等も書いたので、読み飛ばしたい方は目次をクリックして読みたいところまで飛んで頂ければと思います。

学振って何?

そもそも学振が何なのか分からない方もいるかもしれませんので、簡単に説明します。

学振とは日本学術振興会の略であり、その機関が行っている研究助成制度の1つを学振研究員と呼んでいます。学振研究員の事を単に学振と呼ぶことも多いです。

学振研究員とは、給料を受給している博士課程学生や若手の博士研究員(通称ポスドク)のことです。

ちなみに給与額は博士課程学生で200,000円/月、ポスドクで362,000円/月です。

毎年募集をかけており、倍率は博士課程学生で約5倍、ポスドクで約5~8倍となっています。

学振の不採用には4種類ある

学振を知っている方の中には「学振の不採用はA,B,Cの3種類じゃないの?」と思った方もいるかもしれません。

確かに第一次選考の場合は不採用A,B,Cの3種類ですが、それ以外にも第二次選考での不採用もあるので、合計4種類あります。

学振は採用されれば大変嬉しい制度ですが、倍率も5倍程度であり残念ながら不採用になる方も数多くいます。

採用内定を頂いた場合は単に採用内定という結果だけが知らされますが、不採用だった場合は大まかな順位や点数などの審査結果が知らされます。

学振の審査方法は?

学振は幾つかの分野ごとに審査されており、申請者は審査される分野(審査区分)を選んで申請します。

審査区分ですが、初めに大枠の分野(人文学、社会科学、化学等)を選びます。

それがさらに細分化されており、それらのうちいずれの分野に申請するかも選ぶ必要があります。

例えば、人文学であれば以下の4つに分かれています。

人文学等の大枠の審査区分は書面合議審査区分と呼ばれ、『思想、芸術およびその関連分野』等の細分化された区分は書面審査区分と呼ばれます。

 

提出された申請書は、初めに後者の書面審査区分で審査されます(第一次選考)。

その時点で採用される場合もあれば、残念ながら不採用となる場合もあります。また、ボーダーライン上の何人かは前者の書面合議審査区分で再度審査されます(第二次選考)。

第一次選考では、書面審査区分の分野を専門とする6人の研究者が申請書を審査します。

第二次選考の審査員の人数は分かりませんが、書面合議審査区分の研究者が申請書を審査します。

ちなみに新型コロナが流行する前までは、第二次選考は書面審査ではなく面接試験でした。

第一次選考もかなり広い分野の方が審査しますが、第二次選考については非常に広い分野の方が審査します。

これが『学振申請書は他分野の方が読んでも分かるように書け!』と言われる所以です。

不採用の種類

少し話が逸れましたが、不採用の種類について説明します。

第一次選考での不採用には、以下の3種類が存在します。

不採用A 不採用者のうち上位20%
不採用B 不採用者のうち上位20~50%
不採用C 不採用者のうち下位50%

ちなみに私のDC1の審査結果は不採用Cでした。

死に物狂いで書いた申請書が不採用Cだったので、本気で泣きたくなりました。

冒頭でも書きましたが、ショックすぎて不採用通知の直後にマイナビに登録してしまいましたw

第一次選考で採用・不採用のボーダーライン上だった何人かの方々は、第二次選考に回されます。

当然ここでも採用される方と残念ながら不採用になる方がいます。

学振の不採用には、第一次選考における不採用A,B,Cの3種類に加えて、第二次選考不採用の計4種類あります。

私の学振申請時の業績と審査結果

私のこれまでの学振申請時点における研究業績と、その時の審査結果を載せます。

DC1

DC1申請時点での研究業績は次のような感じでした。

  • 国際会議: ポスター発表1件
  • 国内学会: 5件(うち4件が口頭発表)
  • 大学院入試筆記試験免除

このような業績で申請しましたが、結果は不採用Cでした。

論文は無かったものの、学会の口頭発表を頑張ってきたので正直ショックでした…

審査結果詳細は次のような感じでした(現在とは審査項目が結構違っています)。

申請書から推量される研究者としての資質 2.83
研究計画 2.67
研究計画遂行能力 2.50
総合評価 2.33
総合評価Tスコア 2.570

最低でも総合評価3.5は欲しいところなので、全然満たないことが分かります。

ちなみに、申請した審査区分は次のような感じでした。

書面合議・面接審査区分 化学
書面審査区分 物理化学、機能性物性化学およびその関連分野

申請した区分ですが、所属研究室の先輩が全員この書面審査区分に申請していたので、何も考えずにこの区分に申請してしまいました…

DC1は初めての申請書作成で慣れていないこともあり、必死になって申請書を書きました。

それこそ、人生の中で一番気合いを入れて死に物狂いで頑張りました。

申請書作成に割いた労力と時間は、DC2よりも大きかったです。

ちなみに、無茶しすぎたせいか申請書を提出した後は風邪を引いてしまいました。

必死に書いたこともあり当時の自分は最高の申請書だと思っていましたが、今思えば審査基準に則っておらず、出来栄えも最悪の申請書でした…

DC2(1回目)

DC2への1回目の申請時点での研究業績は次のような感じでした。

  • 国際会議(登壇): ポスター発表2件
  • 国際会議(非登壇): 口頭発表2件(うち1件が招待講演)
  • 国内学会(登壇): 口頭発表5件、ポスター発表2件
  • 国内学会(非登壇): 口頭発表1件(招待講演)
  • 大学院入試筆記試験免除
  • 日本学生支援機構(JASSO)第一種奨学金返還免除学内推薦者(この時点では全免か半免か不明)
  • 給付型奨学金の奨学生採用: 1件

論文ゼロでDC2に申請したので、間違いなく不採用Cだろうと思っていましたが、結果は意外にも不採用Bでした。

審査結果詳細は次のような感じでした。

申請書から推量される研究者としての資 3.17
着想およびオリジナリティ 3.17
研究遂行能力 3.17
総合評価 3.00
総合評価Tスコア 2.961

申請した審査区分は次の通りで、DC1とは異なる区分に申請しました。

書面合議・面接審査区分 数物系科学
書面審査区分 地球惑星科学およびその関連分野

審査区分を変えたため、DC1よりも評価が上がったのかもしれません。

DC2(2回目)

博士課程在学中に学振に採用されるラストチャンスです。

この時の研究業績は次のような感じでした。

  • 学術論文(査読あり): 1報(第一著者)
  • 国際会議(登壇): 口頭発表1件、ポスター発表2件
  • 講演申込が受理されている国際会議における発表(登壇): 口頭発表1件
  • 国際会議(非登壇): 口頭発表3件(うち1件が招待講演、1件が基調講演)
  • 国内学会(登壇): 口頭発表7件、ポスター発表3件
  • 国内学会(非登壇): 口頭発表4件(うち1件が招待講演、1件が基調講演、1件が特別講演)
  • 大学院入試筆記試験免除
  • JASSO半額返還免除
  • 給付型奨学金の奨学生採用: 2件
  • 学内競争的資金採択: 1件

これまでの申請時に比べて大分業績が増えました。

審査区分はDC2(1回目)と同様、『数物系科学』の『地球惑星科学およびその関連分野』に申請しました。

審査結果ですが、遂に採用内定を頂くことができました!!

しかも第二次選考免除で採用されました!

論文を出した瞬間に採用内定を頂いたので、論文が相当効いたのだと思います。

ちなみに出した論文のインパクトファクターは4.5程度で、審査区分の分野ではそれなりに権威ある国際誌でした。

採用内定に向けて意識したポイント

ここから本格的に本題に入ります。

今回採用内定を頂きましたが、それまでの過程で意識したポイントは次の5点です。

  • 申請する審査区分を吟味する
  • 研究業績を積む
  • 太字・下線の使い方に気をつける
  • フォントに気をつける
  • 鮮明な図を入れる

以下、これら5つのポイントについて説明していきます。

申請する審査区分を吟味する

上でも述べましたが、私はDC1とDC2で異なる審査区分に申請しました。

具体的には以下の区分に申請しました。

  書面合議審査区分 書面審査区分
DC1 化学 物理化学、機能物性化学およびその関連分野
DC2(1回目,2回目ともに) 数物系科学 地球惑星科学およびその関連分野

DC1申請時は『所属研究室の先輩方は全員この審査区分に申請していたから』という理由で審査区分を選びました。

ところが、不採用Cという非常に芳しくない審査結果だったので、DC2(1回目)では申請先の審査区分を吟味しました。

以下の理由から、DC2では地球化学系の区分に申請することに決めました。

  • 物理化学的手法を用いて研究を行っているが、研究対象は地球化学的現象だから
  • 研究が進展した暁に一番波及効果が大きいのが、地球化学分野だから
  • 物理化学系の学会よりも、地球化学系の学会で研究発表を行った方が、ウケが良いと感じることが多かったから

DC1に比べて評価が上がったので、2度目のDC2申請もこの区分に申請しました。

すると、採用内定を頂くことができました!

審査区分を選ぶコツですが、『自身の研究が完成した暁に、どの分野に一番波及効果があるか?』を考えてみることだと思います。

言い換えると、自身の研究が一番波及効果を与える分野に申請するのがベストだと言えるのではないでしょうか?

研究業績を積む

学振において研究業績が重要なのは言わずもがなという感じです。

申請書のクオリティを求めるのも勿論大事ですが、業績を積む方が効率は良いと思いす。

というのも、審査員が1人辺りの申請書の審査に割ける時間には限りがあり、業績に基づいて審査する方も少なくないからです。

仮に素晴らしい申請書を書いたとしても、業績がイマイチだと6人の審査員全員から高評価を得られるとは限りません。

同ブログ内の他記事でも述べましたが、研究業績の中でも特に論文が重要になってきます。

drsugartoast.hatenablog.com

論文の有無で審査員が受ける印象も全然違ってきます。

実際に私の各申請時点での業績と審査結果を見ても、主著論文を1報通した途端に採用内定を頂いたことが分かります。

(論文以外の業績も積んだので、それらが効いている可能性もありますが…)

  DC1 DC2(1回目) DC2(2回目)
審査結果 不採用C 不採用B 採用内定
論文(主著) 0 0 1
論文(共著) 0 0 0
国際会議(登壇) 1 2 3+受理された講演1
国際会議(非登壇) 0 2 3
国内学会(登壇) 5 7 10
国内学会(非登壇) 0 1 4
その他 1 3 5

また、論文以外にも国際会議での口頭発表も好印象です。

他にも、JASSO返還免除、学会発表の講演賞、給付型奨学金採用歴なども書けるので、申請書には思いつく限りの業績を書きましょう。

結局は研究業績(特に論文)を積むことが大事になってきます

論文ほど高い評価が得られるわけではありませんが、国際会議の口頭発表も好印象です。

太字・下線の使い方に気をつける

これは見やすい申請書を書くうえで、かなり重要なポイントになってきます。

採用内定を頂いたDC2(2回目)の申請書では、太字は見出し・小見出しのみしか用いませんでした。

小見出しは太字+太い下線で、本文中の強調したい箇所は下線で表現しました。

表に纏めると次のような感じです。

見出し 太字
小見出し 太字+太い下線
本文の強調箇所 下線

概ね以下のような感じで、太字と下線を使い分けました。

※サンプルなので内容は適当です。

本文の強調箇所を太字で表現する方も多いですが、下線だけでもそれなりに強調できていると思います。

逆に、見出しや小見出しを太字で表現している場合は、本文にまで太字を使ったら読みにくくなる可能性があります。

対して、不採用時は太字・下線をどのように使い分けていたか見ていきましょう。

 

DC1申請時は、以下のように使い分けていました。

見出し 太字
小見出し 基本は太字+網掛け、時々太字+細い下線
本文の強調箇所 太字+下線

見出しについては、採用内定を頂いたDC2(2回目)と同じ感じでした。

しかし、小見出しの統一性が無かったり、本文中で太字+下線という方法で表現したりと、色々と問題がありました。

しかも、後ほど詳しく述べますが、小見出しと本文のフォントはたとえ太字であっても、ゴシック体ではなく明朝体を用いていました。

明朝体の太字は非常に読みにくいので、全力でオススメしません。

おまけに、太字だけでなく下線でも強調されているので、本当に読みにくかったです。

イメージ的には次のような感じです。

本文の強調箇所が非常に分かりにくいと思います。

 

DC2(1回目)申請時は以下のように使い分けていました。

見出し 太字
小見出し 太字+太い下線
本文の強調箇所 太字

本文の強調箇所以外は、採用内定を頂いたDC2(2回目)と全く同じ感じでした。

イメージ的には次のような感じです。

悪くないですが、個人的には本文中の強調箇所がしつこい気がしなくもないです。

また、1つの段落に太字部分が数ヵ所出てきたり、長い太字部分があったりすると、逆に見にくくなる恐れがあります。

フォントに気をつける

申請書を書く上で、フォントの種類やサイズにも気をつける必要もあります。

フォントの種類

初めにフォントの種類についてです。

初めに断っておくと、私はフォントの種類についてはあまり拘りませんでした。

採用内定を頂いたDC2(2回目)の申請では、以下のようにフォントを使い分けました。

全角部分 太字 游ゴシック
非太字 游明朝
半角部分 太字 Segoe UI
非太字 Times New Roman

他にも、太字はMSゴシック、非太字はMS明朝で申請書を書いて採用内定を頂いている方も普通にいるので、それらのフォントを用いても良いと思います。

あとはヒラギノ明朝もよくオススメされている気がします。

半角の非太字については、Times New Roman一択だと私は思っています。

私は太字にSegoe UIを使いましたが、Times New Romanでも良いと思います。

太字を多用する場合にSegoe UIを用いると、結構しつこい感じになってしまうので、このフォントは多用しすぎない方が良いかもしれません。

特に、本文の強調箇所を太字で表現する場合は、Times New Romanの方が良いかもしれません。

 

先程と同様、不採用時に用いていたフォントについてです。

DC2(1回目)ではDC2(2回目)と全く同じフォントを用いていたので、DC1の時に用いていたフォントのみ述べます。

次のような感じにフォントを使い分けていました。

全角部分 見出し 太字 MSゴシック
小見出し 太字 MS明朝
本文の強調箇所 太字 MS明朝
本文 非太字 MS明朝
研究業績 非太字 MSゴシック
半角部分 太字・非太字問わずTimes New Roman

半角部分はこれで良いと思いますが、全角部分がメチャクチャ酷いですw

これでは審査員に読まれずに不採用Cでも文句は言えません。

特に太字とMS明朝の組み合わせは最悪なので、絶対にまねしないで下さい。

太字と明朝体を組み合わせは絶対NGです!

フォントサイズ

続いて、フォントサイズについてです。

これは採用内定を狙う上で非常に重要になってきます。

フォントサイズが小さいと審査員の方が読めない恐れがあるからです(目が悪い年配の先生が審査する場合もあります)

審査員に読まれなければ、採用されるのはまず無理です。

DC2(2回目)では、見出し・小見出し・本文は11pt、引用文献・業績一覧は10ptでした。

本文は最低でも10.5pt、あわよくば11ptは欲しいところです。

10pt以下じゃないと書ききれない場合は、文量を減らすべきです。

逆に12pt以上だと、中身がスカスカな印象を与える可能性があります。

 

私の不採用時のフォントサイズがどのような感じだったか見ていきます。

DC2(1回目)はDC2(2回目)と殆ど同じで、見出し・小見出し・本文が11ptで、業績一覧が10.5ptでした。

強いて違う点を挙げれば、引用文献のフォントサイズが9.5ptということくらいでした。

DC1は、これまた酷いフォントサイズの変え方をしていました。

割とこまめにサイズ変更を行っていたので、表に纏めます。

見出し 11pt
小見出し 10.5pt
本文 10.5pt
引用文献 10pt
研究業績 11pt

研究業績のフォントサイズが本文より大きいのは、当時の申請書では【研究遂行能力】ではなく【研究成果】という項目だったからです。

今は研究遂行能力を書いた下に羅列するようになっていますが、当時は1ページにひたすら業績を書き並べる感じでした。

そんなわけで、業績のフォントサイズを下げてしまうとスカスカに見えるので、フォントサイズを大きくしていました。

見出し・小見出し・本文のフォントサイズが違うのは論外です。これらは統一するようにしましょう。

特に私の場合は、見出しと本文を改行せずに『【背景】近年、○○が…』という感じに同じ段落内に書いていたので、フォントサイズが違うのは最悪としか言いようがありません。

フォントサイズは最低でも10.5pt、理想は11ptかなと思います。

鮮明な図を入れる

これは当たり前のように感じる方も多いと思いますが、意識できていない方が案外多いように感じます。

申請書をPDF化した時に、少しぼやけてしまうことがありませんか?

ネット上には「PDFとして保存する際に画像を圧縮しないようにする」等の対処法が出ています。

ところが、実際にやってみても少しぼやけてしまうと思います。

私のDC1とDC2(1回目)申請時も少しぼやけていましたが、多少は仕方ないと諦めていました。

しかし、ある方法を試してみたところ、かなり鮮明な図を載せることに成功しました!!

その方法とは、画像のピクセルを変更してくれるウェブサイトを利用することです。

この手のサイトは『画像 ピクセル 変更』でググると沢山見つかります。

サイトを開いたら、納得する画質になるまで次の作業をひたすら繰り返します。

  1. ウェブサイトに画像をアップロードする
  2. ピクセルを変更する
  3. 画像を保存する
  4. 保存した画像をWordに貼り付ける
  5. PDFとして保存する(画像を圧縮しないよう注意)
  6. 納得する画質になれば終了。図がぼやけていれば、に戻って再びピクセルを変更する

少し手間がかかりますが、申請書の印象が良くなると思うので、少しでも時間に余裕がある場合は試してみることをオススメします。

申請書に載せる図を見やすくする方法を纏めた記事もあるので、そちらも是非とも読んでみて下さい。

drsugartoast.hatenablog.com

また、採用内定を頂いた年は、指導教員がとても気合を入れて評価書を作成して下さったとの事なので、それも採用内定を頂けた1つの要因かなと思います。

上記以外にも、多くの方に申請書をチェックしてもらうことをオススメする方も多いです。

実際に、多くの方に申請書を見せて採用内定を頂いた方も数多くいます。

なので、可能であれば一人でも多くの方に申請書をチェックしてもらうこともオススメします。

まとめ

学振DC1で不採用Cであった私が、この度第二次選考免除でDC2の採用内定を頂くことができました!

ここでは、長々と採用内定に向けて意識したことを説明してきました。

私が主に意識した点は以下の5つでした。

  • 申請する審査区分を吟味する
  • 研究業績を積む
  • 太字・下線の使い方に気をつける
  • フォントに気をつける
  • 鮮明な図を入れる

上記以外にも、一人でも多くの方に申請書をチェックしてもらうのも大変重要なので、申請前に多くの方に申請書を見て頂くことを強く勧めます。

この記事を読んで、学振の結果が芳しくなくて落ち込んでいる方や、学振申請を考えている方の励みになれば幸いです。

学振研究員を目指す皆様がより良い申請書を作成でき、採用されますことを心より願っています!